デッドストックのケーブルたちを大量発掘いたしました。
ケーブル祭り会場はこちらです。
デッドストックの中には、既存の製品から未発表の製品がありました。
当初、2mのスピーカーケーブルを発見。
その中には、陶器が付けたれたケーブルがあり、当時のきさ@Ge3が何らかの目的で設計されたケーブルです。

拙宅のスピーカーケーブルは4m必要なため、篳篥・朱のモニターキャンペーンでお世話になったK氏宅でK氏の友人と3人で試聴させていただきました。
(後に10mのスピーカーケーブルが発見されました)
当日は、陶器が付いた銅の単線と思われるケーブルとアルミ線のより線と思われるケーブルを試聴しました。
K氏宅のシステムはとても反応が良く、スピーカーケーブルの違いをよく表現してくれました。
K氏は、ウエスタン・エレクトリックの標準的なスピーカーケーブルに篳篥・朱を付けています。


きさは、開発時に「Ge3ではCDに入っているけどスピーカーから出ない情報は、ケーブルが邪魔をしている」と考察。さらに「従来のケーブルではスピーカーに届かなかった“情報”が初めて伝わるようになり、自然さを保ちながらハイスピードかつ立体的な音質へと進化する」と話しています。

はじめに陶器が付いた単線ケーブルから試聴しました。
「音の密度が濃い!」
「生々しい」
Ge3の製品を使ったとき、いつもこの「生々しい」という感想が飛び出します。
このケーブルの特徴は、音の濃密さです。
「音の芯が強くある」と言う感想がありました。
音楽はしなやかで柔らかなのに、楽器の音には重さがあり実在感があります。

次により線です。
生々しさはそのままです。
音の重さや密度は、ほんの少し軽くなりますが、空間表現が見事です。
クラシック音楽では、録音された現場の天井高を感じます。

生々しさの感じ方は、人それぞれです。
私の感想は、陶器が付いた単線ケーブルはコンサートホールの最前席で、より線は、アリーナの中央席です。
これらは、きさが一本一本手作りした、一期一会のケーブルです。