私が使うXERXES X (ザクシーズ・テン、写真下)の軸と軸受に、
もあれプラチナPlusを塗布した。
音はどう変わったか。
ターンテーブル(アウタープラッターとインナープラッター)、
ゴムベルトをはずす。
軸受の中のオイルを綿棒で完全に拭き取る。
この時点で綿棒には全く汚れは付かなかったが、
もあれプラチナPlusを付けた綿棒で軸受内部を何度か磨くイメージで拭くと
かなり汚れが付く(写真下)。
何度か繰り返して、ある程度綿棒がキレイになるまで繰り返した。
最後に、軸受オイルに使っているスクワランを使って
(スクワランは一般的な軸受オイルより揮発するので、
月一回の充填が必要です、使用するば場合は注意して下さい。)
綿棒で拭いて汚れがないことを確認した。
インナープラッターを入れる。
ロクサンのインナープラッターは、スッと下まで下がらない。
見た目に下がり切るまで、いつも4-5時間はかかるので、
いつも試聴は翌日になる。
さて翌日、インナープラッターが下がりきったのでベルトを付けて
アウタープラッターを乗せる。
ターンテーブルシートを乗せて完了。
聴いてみると…
①まず感じるのは安定感。
これまで音像に不安定感は全く無かったが、
もあれプラチナPlusを塗布した後は、オーケストラが揺るぎない安定感で演奏されている。
眼前の音像がリアルな映像を超えたの鮮度の高さで見えてくる。
②揺るぎとは、ぼやけている事。
ぼやけている音の後ろの音が見え隠れする、
というか隠れてしまう。
揺るぎが無くなると、後ろ音が聴こえてくる。
楽器の裏側の音が聴こえてくる。
ボーカルを聴くとボーカリストの顔どころか、
横顔と、ともすると後頭部を感じられる。
③これまでは、再生時に何か損失があったのだろうか、
生のように音が飛んで来る。
この小さなレコードプレーヤーが、考えられない安定感で、
音楽が録音時の空気感まで再生している。
と言うかタイムスリップしている。