ケーブル端子やケーブルに取り付けられる「蘭歌」。
私は以前からオーディオ・ケーブルの振動を意識して、ケーブル同士の接触やケーブルが床と接触しないようにセッティングしています。
1か所2か所ケーブルを浮かせても変化しませんが、大方のケーブルを非接触すると驚くほど歪みが無くなり静かになります。

下の写真は、ケーブルを絹糸で壁から極力テンションをかけないように吊り下げています。
振動の大きい壁や床から離すためです。


私のケーブル類は細くて軽いので吊り下げが容易にできますが、太くて重いケーブルにこの手法は難しいでしょう。

スピーカーから発する振動で、床や壁の振動は人間の感度でわかりますが、ケーブルを触っても振動を感じることはできません。
しかしケーブルに信号が通るということはミクロでは振動しています。
その振動を制振するとどうなるか。

Ge3は長年に渡って黒アゲハや地球独楽、雲泥で振動対策をしてきました。
「蘭歌」は、その延長線上の製品です。
それは、一般的な振動対策である、振動を吸収したり強度で押さえ込む制振によって音まで吸収することはしません。

話は変わりますが、物理学の正先端では、重力波を測定しています。
世界で第4の測定地は日本のKAGRAです。
大型低温重力波望遠鏡 KAGRAは、アインシュタインが予言した「重力波」を観測し、それによって宇宙の研究を進めるプロジェクトです。
これまで地上に建設した大型低温重力波望遠鏡を、地下200mに設置することで、地上の振動=雑音の影響を無くしています。

「蘭歌」は、体で感じない振動を無くすことで静けさを取り戻し、振動による歪みで隠れていた音が現れ、生々しい音楽を再生します。

「蘭歌」はデジタル信号、アナログ信号だけでなく電源ケーブルにも有効です。
ぜひ、最新のGe3の制振=整振製品で、静けさの大切さを実感してください。