写真左から(オーディオルームのオーナー 池田裕二氏、Ge3 安西、
ジャズシンガー ウイリアムス浩子氏、オーディオ評論家 林 正儀氏)

オーディオアクセサリー誌を発行する、
音元出版 編集長の伊佐山氏から、
「新製品 大地8をレポートするにあたって、
ジャズシンガーのウイリアムス浩子氏(以下、浩子氏)に試聴してもらう。」
「しかし彼女はオーディオ評論家ではないから、何と言うかは分からない。
浩子氏が(聴き分けられなかったら)わからなかったらごめんね
(製品レポートはしない)。」と言う。

場所は、浩子氏が ” MY ROOM “シリーズの録音に使った
池田裕二氏のオーディオルーム。
高層マンションの20数階、部屋の中に防音室を作り込んでいる。
機器以外にも、数多くのルーチューニング、
オーディオアクセサリーが上手く使われている。

鉄筋コンクリートと断熱材の部屋に、上手に大量の木材を配することで、
北欧の気密性が高い木の家の部屋にいるようだ。
余計な響きはなく、響きは綺麗に消えてゆく。

この部屋の入り口には「Hiroko’s Room」と表札が掲げられていて、
浩子氏のための部屋でもある様だ。
浩子氏は「(録音では)部屋の音を熟知してるけど、
「(パワー)アンプのボードを変えただけで、
音の違いがわかるかしら?自信が無い。
分からなかったらごめんなさい。」
と、あらためて言われてしまった。

 


部屋の音を確認するウイリアムス浩子氏

浩子氏は、アルバムをセルフプロデュース・自主制作する。
嬉しいことにアナログも作っている。
またジャズレーベルの代表という側面もある。
演奏家の評価は、Ge3の得意とするところだ。(続く)

池田氏システムは、以下の通り
CD/SACDプレーヤー ESOTERIC「K-05X」
ターンテーブル Acoustic Solid「Solid Classic Wood System MKIII」
トーンアーム ViV laboratory「Rigid Float/Ha(9インチ)」
カートリッジ MUTECH「RM-KAGAYAKI《耀》」
フォノイコライザ Accuphase「AD-50」
プリアンプ Accuphase「C-2150」
パワーアンプ TECHNOCRAFT AUDIODESIGN「MODEL12M HD」
スピーカー Dynaudio C1 signature

ウィリアムス浩子 / シンガーについて
2012 年よりリリースしたアルバムが 8作連続 ジャズチャート 1 位を記録中。
(amazonベストセラーランキング)
作編曲家・服部克久氏に「最高のエンジンを積んだ
ロールス ロイスが時速 100km で優雅に走るよう」と称された
その歌声はオーディオ業界でも絶大な人気を誇り、2018年夏には上海での
インターナショナルオーディオショーに
日本人で初めてのゲストシンガーとして呼ばれる。
アルバムはドイツ、イタリアなどの ヨーロッパ各国やアジアの
オーディオショップでも 人気を呼び海外公演も重ねる。

4部作であるアルバム「My Roomシリーズ」が
ジャズ業界異例の大ヒットとなったことに加え、
こだわり抜いたその音作りがオーディオ業界への貢献と認められ、
「ジャズオーディオ・ディスク大賞2016特別賞(ジャズ批評誌)」を受賞。

2022年6月、コロナ禍により発売延期されていたいた
My Room another sideが予約開始とともにamazonで1位記録。
6/15発売当日もジャズ・フュージョンカテゴリーで1位となる。

ジャズシーン並びにインディーズの世界ではCDプレスが
1000枚を超えるとヒットと呼ばれる時代に、
セルフプロデュース・自主制作ながら現在まで累計5万枚をプレス。
アナログ盤も含め驚異的セールスを続けている。
全国でのコンサートツアー活動のほか、
ラジオ番組「MY FAVORITE JAZZ」がOA中。
(SBS静岡放送、RKK 熊本放送、BSN新潟放送、
NBC長崎放送、JRT徳島放送、RFC福島放送 )