曲はイベールの間奏曲です。
私は、演奏が始まるとすぐに、
アルベルト・モーラーさんの
フルートの世界に引き込まれました。
ハープはフルートに寄り添い、
フルートを支えています。
フルートはますます深い世界に
誘いハープもそれについて行きます、
4分の演奏が終わると、
ふと我に帰ります。
まずは、心を静かにして聴いて下さい。
以下が、彼の「篳篥・朱」を付けて演奏した感想です。
「この小さなもの(篳篥・朱)が音に与える影響は驚くべきものです。
さまざまな音色のためにより多くの音が利用でき、
ホールへの投影も増すように感じます。」
(原文)
It is astonishing what this small thing can do on the sound.
It feels like having more sound available for different colors,
and more projection to the hall.
その後「I wonder if it would work on the harp??
(ハープにも効果があるのでしょうか?)」
と質問があったので
「ハープも篳篥を付ければ、
ハープとハープの演奏者にとって効果があります」
と答えました。
話は少し変わりますが、
モーラーさんの素晴らしい演奏以外に、
モーラーさんのフルートの音が、
ハープに比べて大きく音楽を包んでいます
モーラーさんに聞くと、同じだと言います
オーディオでも「篳篥・朱」を付けると、
「ボリュームが上がったように感じる」
と良く聞きますし、私自身もいつも感じています。
私は、単に音量が上がったのでは無く、
いろいろな情報が演奏に加わって、
大きく感じるのだと思っています。
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ジャック・フランソワ・アントワーヌ・イベール
(Jacques François Antoine Ibert,
1890年8月15日 – 1962年2月5日)は、
フランスの作曲家。しばしばその作風は、
軽妙、洒脱、新鮮、洗練などと言った言葉で評される。
略歴
イベールはパリで生まれた。1910年、
パリ音楽院に入学[1]。アンドレ・ジェダルジュの
対位法講義では「フランス6人組」の
ダリウス・ミヨーや
アルチュール・オネゲルと同窓であった。
第一次世界大戦中は海軍士官として従軍。
1914年に音楽院を卒業し、5年後の1919年、
カンタータ『詩人と妖精Le poète et la fée』にて
ローマ大賞を受賞した。
1923年まで3年間ローマに留学、
『寄港地』などを作曲した。1937年から1
960年まで(第二次世界大戦中を除く)
在ローマ・フランス・アカデミーの館長だった[2]。
1940年、フランス政府よりの依頼を受けて、
日本の皇紀2600年奉祝曲として『祝典序曲』を作曲。
1940年6月にパリが陥落すると、
北アフリカで抗戦を継続しようとする政治家たちに
イベールは同行し、
このためにヴィシー政権によってイベールは
反逆者と見なされ、
曲の演奏が禁じられていた[3]。
1944年に在ローマ・フランス・
アカデミー館長に復職した。
1955年から1957年まパリの国立オペラ劇場連合
(RTLN、オペラ座とオペラ=コミック座)の
監督をつとめた[4]。