篳篥・朱(ヒチリキ・アカ)のパッケージデザインをお願いした、takiono(タキオノ)さんは、アメリカ西海岸で長いこと仕事をされていて、レコード会社のジャケットデザインも多く手掛けられています。その関係で多くの演奏家との交流も広く、先月(2023年9月)スペインから来日中のビルギット・コーラーさん(写真)と寿司屋で会食した際、「篳篥という不思議な製品があるから使ってみない?」「ビルギットと楽器がより結びつくよ」と話したら、強い興味を示してくれた。

彼女の使うバイオリンは、オーストリア国立銀行コレクションのカルロ・ベルゴンツィ・ヴァイオリン、クレモナ1723。
カルロ・ベルゴンツィとはあのアントニオ・ストラディバリの愛弟子です。その貴重なバイオリンに篳篥を付けてみることになった。

彼女は、翌日バルセロナに帰国、篳篥は自宅で落ち着いて使ってみるとのことになった。
使い方を説明すると「スピリチュアルな製品ね、悪いものを連れてこない?」「私は常々、悪いものを連れてこない様注意して行動している」と聞いてきたので「Ge3製品は、まず初めに悪いものが入ってこない様にプログラムしているから大丈夫」と返したら信用してくれたようだ。
「篳篥は(あなたが演奏すると)天使を連れてくるよ」と説明を続けるとさらに興味を示して「演奏中、天使を感じることはある?」と聞くと「良い演奏の時には上にいる」というので「何人?」と聞くと「演奏による」「何人か来てる時もあれば、一人の時もある」。
演奏家でも特にクリスチャンのクラシック奏者にとって、天使はリアルな話の様だ。
クラシックに限らないと「今日の演奏は(今日のライブは)上から降りてきた」と言う人も多い。

彼女にはGe3製品の説明が不要だった。
Ge3もそうだけれど音が・音楽が良くなるなら何でもしたいと思っている。

そして 色々なところに篳篥を取り付けて演奏してくれて「素晴らしく音がソフトで幅広くなった」「2種類のボウ(バイオリンの弓)に付けたら、違う音がするはずなんだけど、あまり差が無くなった」と報告があった。
きさに「あまり差が無くなった」理由について聞いたところ、バイオリンの音はボウではなく、バイオリン本体から発せられるから、篳篥によってバイオリン本来の能力が引き出されてくるとボウの影響が少なくなってくるとのこと。

初めに取り付けた場所がここ。

音楽家は、自分の楽器の音が少しでも良くなるなら何でもする。
彼女がこの世界的銘器のバイオリンを借りられるのは3年間。
使用期間を延長するには、さらに良い演奏をし、それを多方面に認められる必要があのだそう。
篳篥の効果を感じた彼女は、その後色々なところに付けて演奏する。
その度にきさにGe3値をフィードバックしている。彼女は本当に必死だ。
今、その最中にあるので、後日この場で報告します。

Birgit Kolar
イッブス/ヴァイトホーフェン(オーストリア)生まれ。ウィーン音楽大学のライナー・キュッヒルとイェラ・スピトコヴァに学ぶ。さらにヴォルフガング・シャイダーハン、ロバート・マスターズ、ヨーゼフ・ルイッツに師事。1991年イギリスの国際ユーディ・メニューイン・コンクールのファイナリストおよび入賞。

ヨーロッパ、南米、日本の様々な国でソロおよび室内楽のコンサートを開催。
1999年から2008年まで、彼女はバイエルン放送交響楽団のメンバーとともに設立したミュンヘン弦楽四重奏団の首席奏者を務めた。
2008年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とウィーン交響楽団のメンバーとともにセラフィン・カテット・ウィーンを設立。
ピアニストのマルコム・マルティノーやソプラノ歌手のミア・ペルソンとの定期的な室内楽コラボレーョン。ビルギット・コーラーは、とりわけ1994年から1996年までウィーン交響楽団のコンサートマスターを務めた。
ゲストコンサートマスターとして、ビルギット・コーラーはバイエルン州立管弦楽団(ミュンヘン国立歌劇場)、BBCフィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団、バルセロナ・リセウ大劇場管弦楽団などのオーケストラで演奏している。
2003年から2009年まで、ウィーン音楽舞台芸術大学でヴァイオリン協奏曲科目の講師を務め、2011年にはグラーツ芸術大学で客員教授を務めた。

ビルギット・コラールは、オーストリア国立銀行コレクションのカルロ・ベルゴンツィ・ヴァイオリン、クレモナ1723を貸与され使用中。